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オフィシャルガイドの会

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■ 要害部の井戸(かんせい)の調査

八王子城の要害部(山頂部)にある二つの井戸(坎井:かんせい)の調査を行いました(撮影:19/2/14)。
山頂部には戦国時代に使用されていたとされる井戸(坎井)が二つあり、ひとつが八王子神社の横、横地社との間にあるものです。
もうひとつは松木曲輪の下の方へ富士見台に行く登山道を下りてすぐにあります。
今回、八王子城跡ガイドとNPO三ッ鱗会の有志、8名でおもに八王子神社の横の井戸について調査しました。
あわせて後者についても覆いを開き中の構造を目視によって確認しました。

今回は速報として手短に結論のみを記載します。イベントとしての雰囲気などは後日、三ッ鱗会のホームページに改めて掲載します。

次の図にその結果を提示します。


(二つの井戸で構造がまるで違っていました。数値の一部は目視によるもの)


(金子曲輪あたりを山頂部に向かって登る調査メンバー)

この井戸の存在は江戸時代の初期(1648年)に描かれた「慶安の古図」(下図)にも記載されています。
下の図の下の方、赤いワッカの部分に「松木曲輪」と記載されているのが読み取れるでしょうか。
その右上の方、赤いワッカの部分に「小宮曲輪」(右に100度ほど回転した文字)と記載されています。
両者の真ん中の平地(ひらち)は現代の表現でいえば「中の曲輪」です。
そこに「水」との記載があります。
すなわち、当時、そこに水場があったということをうかがい知ることができます。


(慶安の古図の一部拡大。青いワッカが水場の存在の証明です)

今回の調査にあたって最初はずいぶんと威勢がいいやり方が出されていました。
ですが、いろいろ議論する中で、梯子を降ろしてやるとかはメタンガスがわき出ていて中毒死したらどうするか、など問題として上げられ、結局、上からできる範囲の中でというやり方に落ち着きました。
それでも戦国の人骨が出てきたらどうする、まず警察だな、とか楽しみも半分、ワクワクでした。


(いつも被せられている金網をはずした状態です)


(試行錯誤するうちに、KNKさんとKRYさんがすくい上げるスキルを身につけました)

井戸の石組壁をささえている算木様受木のようなものがすくいあげられ、これは戦国のものかと色めき立ちました。
ところが戦利品を並べるときの不注意で、あえなくポキンと、あれれ、クギが出てきましたよ。
なんだ、現代のものですね。

(算木様石垣壁受木、赤いワッカにクギがあります)


(木々をすくい上げたあと、時間をおいても水は増えなかったです)


もうひとつの井戸は・・・・・

富士見台に行く登山道を下りてすぐにあるもうひとつの井戸はどうだったでしょうか。
これは外側壁が塗り固められ、手押し式のくみ上げポンプがしつらえられています。
この仕組みはあきらに現代のものです。興味はその下の中身です。
覆いを開き中の構造を見て、まず感じたのは大きい、石組が綺麗だ、ということでした。


(思ったより広大な空間でした。ポンプ用の塩ビのパイプがなんとも今風です)


■ 見て歩き:北条氏照と下原鍛冶

八王子市文化財課主催による、文化財見て歩き「北条氏照と下原(したはら)鍛冶」が実施されました(撮影:19/1/26)。
参加者は市の広報で募集・応募した30名、八王子城跡および郷土資料館ボランティアガイド、主催者を合わせ、計45名の大盛況でした。
高尾街道のバス停「鍛冶屋敷」に皆さん時間どおりに集合して、9:30行動開始、氏照公ゆかりの刀工(とうこう)たちの巧みの技を手繰り寄せる「見てある記」となりました。
さらに、八幡神社では、城跡要害部にある八王子神社の宮司も兼ねる梶原宮司による両神社の由来説明などもいただきました。
氏照公ゆかりの宗関寺を経て、城跡ガイダンス施設ではまとめのレクチャアなど、多彩なものとなりました。
また、主催者の即席の城跡ツアーの呼びかけもあり、応募参加者のほぼ半数の方に御主殿廻りを楽しんでいただきました。


(主催者側から挨拶、民家を抜けるため、注意事項などの説明)


(氏照のあとの時代ではありますが、刀工の輝きを残した武蔵太郎安国の墓に対面)


(武蔵太郎安国ら刀工の業績をたたえる市史跡としての指定を証する碑)


(八幡神社へ、MZSさん(赤)は慣れたものです。まるで自分の庭です)


(梶原宮司もわざわざ正装し我々のためにお出まし下さいました)


(氏照公ゆかりの宗関寺です。寺は戦国時代は氏照の墓の右奥の方にありました)


(城跡ガイダンス施設に到着です。中はあったかです)


(講師の石垣氏から、氏照の同時代文書(もんじょ)などを引用しての解説です)


(締めは集合写真。でも、当日かぎりの集団はなんとなく微妙なバラツキ感です)


■ 2019年の初日の出です

2019年の八王子城山の初日の出です(19/1/1)。
AM6時少し過ぎ城跡駐車場に着きましたが、いつもこの時間だと駐車場はほぼ満杯で止める場所をさがすのに苦労をします。
今年は奥の方に回ったら結構空いていてどうしたのかな、もしや前日の予報が千葉県沖の太平洋に雲がかかり東京からは初日の出がよく見えないかもでして、これが原因かなと。
まあ、懐中電灯で足元照らしながら登り始めました。
金子曲輪手前あたりから空がかなり白んできて関東平野を見渡すことができました。空を見渡すと98%くらいは雲が無い。
表示の「9合目」から100mくらい登った場所が絶好の初日の出スポットです。
今年も多くの人々がカメラを構えていました。見知った顔も何人かいて、早速、新年の挨拶交換です。


(やはりちょうど太陽が出る千葉県沖の太平洋に雲がかかり残念な初日の出です)



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